男性不妊クリニックへ(2)
前回のつづき。
医師の診察の部分です。
このクリニックではブライダルコースなど、明瞭なコースで金額が設定されております。
丁度私が行った日も、受付で「ブライダルをお願いします」と言っている方がいらっしゃいました。男性が結婚前に自分の精子をチェックする時代なんですね。
クリニックについて問診票を書きつつ待つこと1時間弱、診察室に呼ばれます。
関西弁?がちょっと入る、親しみやすい男性のS医師。年齢は我々と同じか下かなぁ…?
今回ダンナが受ける検査は、通常IVFや顕微の時にするような精製や目視のものに加え、DNA構造の異常や凍結に耐えられるか、エンジンとなるミトコンドリアが働いているか、などを調べてくれるそうです。見た目にはすごく元気な精子でも、DNAが損傷している場合があり、妊娠率が下がるのだそうです。これらはストレスやら睡眠不足を解消したり、3日に1回射精したりする事でどんどん解消されていくらしいのです。
1ヶ月に1回が難しい我々。もう、ダンナに一人で頑張ってもらうしかありませんね…。
「エッチな本買ってもいいからさ〜」と言ったら、「いや、3日に1回は難しいけど、二人で頑張ろうよ」と言っていたけど、その日も何も起こらず…。
いただいたプリントには、食生活や運動、生活習慣についてのアドバイスがあり、とても興味深い。
何度も紹介した、東洋経済「みんな不妊に悩んでる〜原因の半分は男性です」にも書いてあったけど、もちろん、喫煙はNO! これでDNAは簡単に傷だらけになるとの事。
その他、皆様のダンナさんにお伝え願いたい事ばかりでしたので、一部省略して書き移しておきます。
健康面
- 有酸素運動する
- 睡眠不足を解消する
- ストレスをためない
- 肥満をさける
- 禁煙
精巣のためにすること
- 長時間の坐位(デスクワーク、ドライブ)を避ける→1時間に一回立ち上がり精巣をブランとする、椅子にクッション、円座を敷く
- 高温環境を避ける→精巣の造成機能は37℃で半分に、39℃でほぼ全滅
- トランクスをはく
- 水分摂取
食事面
- オメガ3脂肪酸を摂取する(鰯、ニシン、サバ、サケに多く含まれる)
- ビタミンB、Eを摂取する
- 亜鉛を摂取する
- ベータカロチン、リコピンも良い
- カフェイン、肉、大豆、乳製品は控えめに
- 中性脂肪、コレステロール高めの方はヘルシーな食事をする
夫婦生活
- プレッシャーで排卵日のSEXが出来ない場合、バイアグラも有効。これによってベビーに悪影響はない。
- 定期的な夫婦生活を営むカップルのほうがARTの成功率は高い
- ARTをする方は、毎日でも射精したほうが良い。それによりDNA損傷は瞬く間に下がる
そうそう、コエンザイムQ10やL-カルチニンを摂取すると良いとも話していました。←私の飲んでいるサプリは男性にも有効みたい(^^)