オーナーさんの死

新年明けましておめでとうございます。

がんばる嫁でございます。

昨年、付き合いが復活した友人達が、妊活真っ最中であったのに影響され、一度だけ採卵、移植をいたしました。

結果は……、まだUPしていませんけど、そのうちにね。

さて、久々に文章を書くのですが、妊活の事じゃありません。

今住んでいるお部屋のオーナーさんの事。


今のマンションには2年ちょっと前に引越してきました。

駅から近く、ペット可、駐車場付きで、お手頃なお値段。間取りも探していたリビングが中央にあるもので、見つけた時は、釣り物件かと思いつつ、不動産屋にTEL、その日のうちに内見して仮予約してしまったところです。

築年数は20年以上ですが、水回りはトイレ、洗面台が新品で、エアコンもほぼ新品のものが3基ついており、オーナーさん、きっぷのいい人だなぁ…と感じました。

不動産屋さんによれば、「オーナーさん、美容業界の有名人で、ネットで検索すると結構出てきますよ」との事でした。

昨日丁度、美容業界の友人とその話で盛り上がり、そうだ、オーナーさんがどんな人か、彼女に送ってあげようとgoogle検索すると、

「○○○氏の死を悼む」という記事が……!!

え???まだそんな歳ではなかったはずなのに。

読むと62歳。

丁度2年前、定年となり、美容業界での新たな活動をしていたのだそうです。

そっか、それでお家を引越して我々が住むことになったのか。と、納得。

押し入れの天袋にクルクル巻いて残されたままの、とても古い徳大サイズの化粧品のポスター。

たぶん、ご自分が関わったお仕事のものなんじゃないのかな? パンツのゴム(←と私は呼んでる白い太いゴム)でくるっと巻いて画鋲で壁に留めてありました。きっと几帳面な人だろうと思いました。捨てちゃっていいのかな?と悩みましたが、我々が立ち退いたらきっと発見して、「懐かしい!」と思われるのじゃないかと想像していました。その日はもう来ないのですね。

知り合いではないけれど、同じ、この場所に住んでいたオーナーさん。

同じ鏡を除いたはずのオーナーさん。

私は彼女のおかげで、幸せな二年をすごさせてもらっているのに、と思うと、なんだか切ない気持ちになってしまいました。知り合いたかったです。

お部屋を快適にして提供してくださって、どうもありがとうございます。

ご冥福をお祈りします。