スーパーネガティブな人

不妊治療と関係ない話。

昨夜、A子さんから携帯に電話がかかってきた。

この人から夜かかってくると、ろくなことが無い。

用件など無く、酔っ払って、グチを聞いてくれる人を探しているのだ。
子供のいない我が家は夜電話しやすいようですね。

共通の知人B子さんは、
「次の日仕事で早いと言っているのに、夜中に電話で “生きるの死ぬの” って話を聞かされてウンザリ。もう彼女の電話は出ない。」と言っている。

私も常には出ないのだけど、暇だったから出てしまった。

当然だが、酔っているようで呂律が回っていない。

まずは、Cさんの還暦パーティーの参加費用とプレゼント代が高すぎて出席するのが苦しいという事。

食事代は5000円/一人 で、プレゼントは7000/一人 。高いかもしれないが、日頃Cさんには大変お世話になっていてお金も気も使わせている。その還暦祝いという事で、記念になるものを贈ろうとしている。

ところがA子さんの家は子供2人も参加するので食事代が15000円、プレゼントを合わせると22000円になるのが厳しいらしいのだ。

社会人の長男と高校生でバイト代もある次男だから、「本人に出させるか、私達世代の会なんだから連れてこなきゃいいじゃん?」と言うと、「上の子の誕生日が近いから、お母さんが出してやると言ってしまった」と言う。

グチは止めどなく続く。
下の子が私立高校で(公立を希望したが落ちた)、学費だけならまだしも校舎建て替えの費用が加算されてしまい、自分も先日事故で骨折しパートに行けなかったから先月の収入がない。住宅ローンの他に銀行のローンが250万あり、金利が年40万くらいある。

そうか、それで「まだ寒すぎるから暖かくなってからパーティーをしましょうよ」と、意味不明なLINEをみんなに送ってきたのか…。「寒いのは仕方ないでしょ」と他の人に一掃されてたが、そうした事を言わなくてはならない気持ちを考えると気の毒である。

「お金が無いのはウチも一緒。今私は働いてないし。」
と言ってみたけど、私も夫も切り崩す貯金が少しはあるから、お金ないレベルはA子のほうが上だと想像している。

ここで、寝ようとしていたダンナが「長くなるなら固定電話にしたほうが安いんじゃない?」と気を利かせて固定電話にシフト。お金がないのなら確かに他社の携帯電話に掛けてくるのも考えものよね。

果たしてA子さんは私に何を求めているだろうか? グチを聞いて貰いたいだけなのか、それともお金を融通して欲しいのだろうか…? 
「貸しましょうか?」と、切り出していいか悩んだが、言わなかった。
面倒くさい事になりそうで…。

以前、面倒くさい事があった…

A子さんから「あなたの所で私を雇ってくれないか」と言ってきたのだ。
その数ヶ月前、私は妹をアルバイトに雇っていた。
妹が妊娠中で、今後家で仕事をしたいのでITの技術を教えて貰えないか?と言われ、応援する意味もあり、アルバイト料も払い来て貰っていたのだ。
が、A子さんは妹ではなく、妊娠中でもない。
そしてその時の私は鬼気迫る忙しさだったから、来て貰っても技術を教える暇がなかった。

「いそがしくて教える暇がない」と断ると、
「お金も要らないし、そこに居させて貰えるだけでいいの。妹は良くて自分ではだめなのか?」と言う。

いやいや、置物じゃないし、人が来るなら部屋も掃除しなきゃだし、迷惑なんだってば。

そこで、「犬の散歩に行ってくれるなら助かるけど、それでもいいか?」と訊ねた。
散歩代行や家事代行を頼もうと思ってたから、A子さんにバイトでやって貰おうと考えたのだ。

それが彼女のプライドを傷つけたらしい…。
仲間中に「あの子は私に犬の散歩をしろと言った」と吹聴され、私は心底ガッカリし、その後数年距離を置いていた。

今回も、お金を貸すなどと言って、「貧乏人とバカにされた!」と言われると嫌だなぁ…という気持ちが心をよぎる。

どう励まして良いか解らず、先日ここにも書いたスピリチュアルカウンセラーさんの話を思い出す。

運というのは悪い事があれば良い事があるように出来てる。暗い考えでいるのは当選した宝くじを捨てているようなもの。

という言葉。
以降私は、当選宝くじを自分の手に握りしめているイメージを大切にしている。

すると、それを言う前にA子さんから
「以前、あなたに “A子はこれまで悪い事がたくさんおきたから、これからは良い事が起こるよ” と言われたけど、さっぱり起きないわ」と言われた。
そっか、以前も似たような事言ってたんだ。

1時間半、この話に付き合う。
互いにオリンピックの中継を見ながらで、だんだん彼女も明るい感じになってきた。良かった。

と思ったら、最後、スーパーネガティブな会話。

A子「でも、あなたのダンナは本当にあなたの事大好きって感じよね?」
私「そうだね〜。よく人からそう言われる。」
A子「結婚して10年経つのに、会話があるのがすごい。うちなんか子供がいなきゃ会話ない。」
私「会話はあるね。彼がお喋りだから、ハイハイって聞いてる事が多いけど。ま、私が“飽きさせない女”って事かしら(笑)?←冗談です;)」
A子「ははは(笑)。それって私は“飽きさせる女”って事?」

そう捉えるか〜!? と、その発想と頭の回転の良さに感心してしまった。

常に自分が負になる要素を探しほじくり出しているよう。
彼女は今後もそうなのだろうか?

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