東京都の養子縁組(5)
養親研修の次の段階。それはレポートと各種の書類提出だ。
- 居住環境(間取り、同居人等、夫婦の家族)
- 養親になりたい動機
- 子育てのイメージ、コミュニティとの関わりについての意見
などなど、結構書かなくてはならない文書があった。私は1週間かけて下書き〜清書まで行った。
「さて、私はこんなふうに書いたから、それを見てあなたもレポート書いてね」
と、自分の文書をダンナに差し出す。
が、
なんやかんやと理由を付けて、やらない。
そのうち、児相から催促の電話が掛かってきた。
「提出していただき、来月頭くらいには家庭訪問を済ませたい」との事だ。
しかし、やらない。「やらなきゃねぇ」と言うばかり。
そのうち、書類の上に違う書類が溜まり…、
私もガミガミ言うのに疲れてしまった。
「あなたが、やる気がないのなら、もうやめよう。」
と。
これで我々のトライは終わった。
本当に情けない話だが、真実なのだ。
あんなに頑張ったのに、ダンナが付いて来てくれなかった。
単に面倒くさがりなのか、それとも、他人の子供というのがネックなのか。
ダンナは「治療をもう一度やろう」と言った。
↑ 2015年秋の話でした
私は、それならば転院し、違う治療を試したい…と、最期となったクリニックに通うこととなった。
続きはまた〜