NPOでの養子縁組 面談

9月に説明会に参加、その後、こちらから、プロフィールとこれまでの不妊経緯、子供の養育方針などを文章にして10月にメールで提出したが、音信の無い事2ヶ月…。

果たして、我々は「待ち」状態なのか、それとも既に何かの理由で審査に落ちてしまったのか…。

やはり私の書いた文章はネガティブすぎたのだろうか? それとも先方がお忙しくて、新規の申請に対応していられないのだろうか?

あの時、最初に私が問い合わせをした時の事務局の誠意有る対応から、何も返事がない事が信じられなかったが、改めて問い合わせをして、「あなた達は落第しました」と聞くのが辛かった。

しかし、もやもやしたまま新年(2017)を迎えるのはイヤだ。

よし、思い切って電話しよう!

「もしもし」←この事務局はおそらく個人宅の電話なのか名乗らない。

「あ、○○○の事務局でしょうか?」

「はいそうです」

「あの、10月にメールを出した○○ですが、その後二ヶ月経って、何もお返事を頂けていないのですが、今私達は、待っている状態なのでしょうか?それとも、もう…なんというか、ふるい落とされてしまったような事なのでしょうか?」

先方、ビックリしたようで…

「えっ!? いえ、そういう事はなく、ちゃんと皆様と面談をすることになっているのですが、なにぶん沢山のお申し込みがあり、皆様二ヶ月以上お待ちいただいている状況なんです。本日代表のものがいないので、また○○日にお問い合わせいただけますか?」

少し安心。

そして後日……。再度TELすると、今度は代表の方とお話出来た!

どきまぎしながら、同じ内容を尋ねると、、

「○○さんですね…。面談の連絡がなくて不安だと…、その不安は捨てて下さって大丈夫ですよ。(←この方、いちいち優しいのです) 全国からたくさんの方のお問い合わせがあって、我々も忙しくしています。えっっと、来年のカレンダー…どこだっけかなぁ?」

おお?もしかして、我々の面談の日を決めてくれるの!?

「○○月○○日ではどうですか?ご主人は大丈夫ですか?」

休日であったので全く大丈夫な日でしたから即OK。

ひゃー、決まってしまったのだ。

もし私から電話をしなければスムーズに決まらなかったのではないだろうか? やはり養子縁組は、対人間の縁。こちらからの積極的なアクションが必要なのだと痛感した。

そして、迎えた新年。面談の日。

引っ越した先の銘菓を手土産に、NPO法人の事務所に向かう。

基本、代表である旦那様が対応してくれ、途中から奥様も参加した。

その夫婦の人となりを判断するので、4時間面談する…と予め聞いていた。

詳細は書かない。というか、あまり覚えてない。我々の話、親の話、亡くなった子供の話、どちらかというと、代表ご家族(養子をたくさん迎えている)の話と、実親さんの話のほうを、とくとくと聞いたように思う。

途中、ダウン症のあの子が登場した。ダンナが抱っこさせて貰っていたが、人見知りの少ないその子は、ダンナのおぼつかない抱っこが気に入らず、抵抗してすぐに奥様のもとに返された。

養子となる子がダウン症の子の場合も大いにあるという事を示唆されているのだと思う。

ダウン症だから、養子に出す親がいるのだそうなので、率として多いのだという。

話がはずみ、4時間の予定が5時間ちかく滞在してしまい、外は真っ暗だった。

代表さんは、我々を気に入ったような言葉を掛けてくれ、意気揚々と帰宅したのだった。

この団体では、妊娠時から養親に連絡があり、その時点で家庭訪問にくるという。

次は家庭訪問か…。引越の荷物がまだ散らかっており、急いで片付けなくては、と焦ったものだが、その日は待てど暮らせど来なかった。