1年半ぶりの不妊治療へ
先月、約2年ぶり、古巣の病院に行った。
ここは、40歳から44歳まで3年間通った場所。都心にある総合病院。もう来るはずのなかったフロント、夜中の注射で薄暗い想い出。授かった命。このままそこで出産していれば、あんな事にならなかったのでは…と、後悔した。しかし全室個室の病院に、入院するリスクを考えて、自宅からより近いハイリスク対応病院を選んだのだった。
さて、
さっそく当時特に親しみを感じていたT医師を指名する。
変わらず可愛らしい姿。
2年前から今までの経緯、他のクリニックでDNAレベルで精子を精製してまでIVFをしたが、結局移植出来る胚盤胞はなく、次に4BB(移植時5BB)の胚盤胞を移植するも着床しなかったという話と、もう治療自体が1年半ぶりで、その間は養子縁組のほうを頑張っていたこと。
をトクトクと話す。うんうんと聞いてくれる。
そのお部屋は内診台がある部屋で(2年前はそういう部屋は無かった)、すぐに内診をするというので驚いた。
右にあった謎の影はそのままあり、右側の卵巣が見えにくく、卵胞は不明瞭という事だった。
その後、血液検査をし、再度呼ばれる。
FSHが16.x、他もまずまずだから、今周期採卵出来るだろうとの事。そうそう、検査の時、「がんばる嫁さん、AMH計る?」って聞かれました そうか、もう、そんなの計ったって、意味ないよね~? 余命よりも取れたら取るって感じよね?
しかし16かぁ。高いなぁ。しばらく計っていないから、自分の平均値がどれくらいか解らない、来月にしようかな? と悩む。
スケジュールを決めて、はっと、気づいた。
そのIVFにあたりそうな日、ダンナは旅行に行くのだ。
高校の同級生と男四人旅を企画していて、結構楽しみにしている。集合は7時に町田。その前に採っておいてもらうとすると朝5時くらい。
という事で、その日はキャンセルする事にした。
なんかね、わたし、治療をいつも優先してきた。ダンナよりも自分よりも治療だった。
それがいけないんじゃないかな?って、ようやく気がついたのです。
ダンナが大事。自分も大事。犬も大事。今の私の家族が大切じゃなきゃ、うちに子供なんて来てくれない。
■本日のお会計
6910円