息子の夢
初めて息子が夢に出てきてくれた。
少し大きくなったジュン君は、見たことのない、紺と白のコンビの服を着て、
私がコタツに入っているとダンナか誰かが連れてきた。
「きゃー可愛い〜♡ 似合うね〜。」と私。
毎日写真で見るジュン君は、病院で用意してくれた青い帽子に白い肌着、私の買った前掛けをしている。
それ以外の服を着た息子を見たことが無かったので、着替えたらすごく可愛くてびっくりした。
私達は息子を代わる代わる抱っこしては「可愛いね。ちょ〜笑ってる。」と言った。
でも、夢の中でも彼は「死んでいる」事になっていて、動かないし声も出さないし目も開かない。
“ 体を焼かないでいて良かった。着替えさせてこんな可愛いなら、早くすれば良かったな。”
と思うが、
すぐに、違和感を覚える。
“・・・あれ?・・焼いてないなんておかしいよね?・・あれから何ヶ月か経つからさすがに体はくさっちゃうよね?”
“・・・ああ、私ユメ見てるんだ”
違う服、着せてあげたかったな…。久々にしんみり。
イラストはダンナにその夢を説明した時に画いたもの。