子供が一人しかいないっていうのは…

新しい職場では、「お子さんは？」って聞かれるものだと思う。

今、週2回通っている会社でも、おじさん連中には聞かれた。

聞かれて、「亡くなりました。」

と言うほど空気が読めない私じゃないので、「いないんですよ」と答えている。

「これから？」なんて冗談まじりに言ってくるおじさんは嫌いじゃない。

でも、ちょっと言葉に詰まる。

出来れば「お子さん」関係の話題は、お子さんがいない人の前では避けて欲しいくらいだけど、、子供の話というのは、いる人にとっては共通に盛り上がるし距離を縮めるものなのだろう。　私にとっての犬の話と一緒だ。

先日、仕事が終わり、帰ろうかな〜っと思い、コップを洗い戻って来たところ、子1人持ち女性x2人とオジサン上司がなにやら盛り上がっていた。その場にはもう一人、子供のいない女性がもくもくと仕事をしている。

オジサン上司は、子供が一人しかいない事をとやかく言っていたみたいで、一人の女性が、「そんなのこの会社のせいですよ!!　忙しすぎて一人しか作れなかった。私の人生設計どうしてくれるんですか〜!?」　と笑いながら返している。

オジサン、「しかし、子供が一人しかいないっていうのは、社会に対して罪悪感を感じるっていうか…」とボソリ。

↑　イラっとしません？!

じゃあ、0人の私はなんなんだよ!!　って感じです。

社会に対して…という事では、不妊治療で子育てよりも多くのお金を消費するのは社会に還元している。外食産業も潤してるし。毎月恵まれない子の為に寄付だってしてる。

帰り道、ぷんぷん、イライラ、しながら歩いていました。

しかし、こんな事でイライラしてはいけません。

昔はこういうのが許せなくて、その人のこと嫌いになったりしましたが、今は、それもその時代の男性の1つの考え方なので、仕事上はいい人なのだから構わない。と思うようになりました。

大人になったなぁ〜

ところで、うちのダンナさん、今度転職するんですね。

今の会社の人は昨年子供を亡くした事を知っていますが、

新しい会社で、「お子さんは？」の質問になんて答えるのか…？

どうするの？って聞いてみました。

すると、

「この前、会長に会った時に聞かれたから、『不妊治療中です』って答えた」

との事。

こやつ、強い!!

我が夫を、ちょっとみなおした妻でした。