過去の私と過去の人

私の周囲には、あいかわらず、ドラマのような事ばかり起こります。

元ダンナからメールが来ていたのは6月中旬の事。
他の部署で仕事を頼める人を探しているが、どうか? との事。
とっくに彼との縁は切れていて、お互い既婚の身である。
仕事とはいえ、接触した事が知れれば、お互いのパートナーは嫌な思いをするだろうし、断るor無視するべきだろう。
と思いつつ、
その時、自分も新しい技術を勉強中で、仕事に対しての意欲が珍しく湧いている時で、「仕事したい」という気持ちに負けてしまいまして、話を聞くことに…。

元ダンナに会うのは10年ぶりくらいかな? 今の仕事で独立した当初も話を貰って、顔を合わせていた。

東京の北の方、、、池袋方面に出向くのも久々の事。
東武デパートね。カード持っていたけど、解約したっけ??あんなに熟知していた地下の通りやお気に入りのショップはどこに行ったのだっけ?
自分の生活がこの地にあったなんて信じられないくらい、遠い遠い記憶だった。

元ダンナの会社に着き、ヤツと話をする。

あいかわらずの優男ぶりだ。白髪が増えていたがそんなに老けてはいなかった。
担当者を紹介され、挨拶をして、とりあえず、何か出せそうな案件があれば…という事で別れる。

その後、元ダンナと飲みに行った。

ヤツには1年前にメールで、
二人の間に出来た子供を忘れないで欲しい…という事をお願いしていた。
その時にはジュン君が亡くなった事までは伝えなかったのだけど、

向こうに最近女の子が生まれ、
「こんな歳で産まれてどうすんだよな〜」
と笑うので、なんだかそのまま可愛い娘の話に展開するのは辛くなって、
「実はウチはね…」と話してしまった。
さすがに向こうも涙を浮かべていた。

考えてみると、向こうも結婚して10年くらい子供が居なかったのだから、不妊治療していたのかもしれない。

いろんな話をしたけど、
面白いなぁと思ったのは、ヤツが案外私の家族の事をちゃんと見ていたという事。家族の席が苦手で、あまり来たがらなかったのに不思議だ。

「お父さんの事は好きだったな」
「お母さんは全て自分で抱え込む人だからな」

なんて言う。

私の事も、私が覚えていない事を覚えているのだろうか? 
いや、それを今更思い出して何の意味があるのだろうか?

この事があった前後、ばたばたと昔のお客さん(友達みたいな?)から連絡があり、やはり外注先を探しているとの事であった。

日本の景気、よくなってるのかな? 
もうちょっと仕事頑張ってみようかな?