(18)がんばる息子


【32日目】(入院1日目はこちら)

生後9日目

病院の小さな個室に簡易ベッド2つ。
ダンナの方のベッドは真ん中にパイプが横断しており、とても安眠出来るモノではなく、体が痛いと言っていた。

朝、一度自宅に帰り、犬の散歩も兼ねて氏神様へ。
11時頃病院に行くと、看護師さんから、動脈管が少し細くなって、菌の数値も下がったという朗報を聞く。

奇跡…今、起きているのだろうか? ミルクやハンドパワーや家族みんなの祈りが通じているのだろうか?
そうだ、5AAの子だったのだから生命力も強い子なんだ。
H医師も、「こんなに頑張る子を初めて見ます」と褒めてくれた。男の子ほうが弱いので、こんなに持たないそうだ。

母も引き続き日参してくれて、いろんな場所にお参りに行ってくれていた。
「病院の近くの神社にも行こうかしら?」というので行く。
小高い山の上の神社は出世の神様で有名らしいが、大学病院のそばだからだろう、
絵馬を見ると、病院関係者が書いた「患者さんの力になれる仕事が出来ますように」とか、
患者さんの家族が書いた快復祈願が多い。

私も、生まれて初めて絵馬を書いた。
長男の動脈管が閉じ、健康に育ちますように」 親子三人の名前を書く。

その後、近くの店で薬膳のカレーをいただく。カレーとコーヒーの混じった独特のにおいが漂う店内。
昔バイトしていた渋谷のカレーライス屋さんを思い出しながら、しばし静かな時を過ごす。

心拍は110-120くらい(新生児は通常150前後)。 良くなっているようには見えないのだが、
数値が良くなっているので、「もしかしたら」という気持ちも大きかった。

夜、母とダンナと三人で食事。美味しい店だった。楽しい晩ご飯。

母は本当によくしてくれて、感謝。

「あなたは、ぜんぜん手がかからない子だったからね。」と何度か言われた。
おそらく、「今、手がかかっている」という事だろう。おとぼけで楽しい母だ。

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