(14)動脈管開存症の手術
【29日目】(入院1日目はこちら)
生後6日目。
昨日で日々更新のお仕事の契約が切れ終了。実は入院してから毎日、スマホで更新をしていたのだ。
不思議なもので、ちゃんとこうなることが解っていたかのように、いろんな物事が片付いていく。
これから私は仕事の事を忘れ、赤ちゃんに向いて行ければいいのだと思う。
昨夜、小児科の担当医H先生が来て、ジュン君の手術の必要性とリスクを話してくれた。
この先生、何度も同じ話を嫌がらず話してくれる。
私なら、「さっき言ったじゃん」とキレてしまいそう。とても人間が出来て居る人だ。
ジュン君、産まれて早々こんな人と出会えて運がいいぞ!!
さてさて、ジュン君の手術の話。
ジュン君は「動脈管開存症」という症状だそう。
慶應義塾大学病院のサイトに解りやすく書いてあるので興味のある方はご覧下さい。
- 動脈管開存 PDA
- http://www.keio-cardiology-cathlab.com/disease-treatment/disease-pda
- 大動脈と肺動脈とをつなぐ小さな管です。赤ちゃんがお母さんの体の中にいるときには必ず必要な構造です。胎児期には肺が働いていませんので、肺にはあまり血液を流す必要はありません。肺には流さないで全身に新鮮な血液を流すために動脈管があります。ただ、生まれた後は肺が働きはじめますので、動脈管はいらなくなります。ふつうは生後48時間以内に動脈管は縮んでほとんど血液が流れなくなります。そして、数週間もすると完全に閉じてしまいます。(慶應義塾大学病院WEBより抜粋)
上記にあるように、通常は自然に閉じる動脈管が、早産の子の場合自然に閉じない事が多く、ジュン君も閉じていなかった。
これを放置すると、様々な弊害が生じてくるので早めに手術をしたほうが良いそうだ。
手術は心臓外科の先生が行う。
本日先生と、そのMTGがある。
H先生は、「心臓外科の先生の話はリスクの話など厳しい内容になりますが、手術としては簡単な部類の手術で、これで元気になるお子様が多いですから。」と
我々の気持ちを察して言ってくれた。