1年前の今頃
ジュン君、1歳になりました。
お誕生日には、ダンナも有給休暇を取っていたので、二人でカイロプラクティックに行き、ランチをしてケーキを買いました。
ケーキはホールが良かったのですが、現実に食べるのは二人なのでモンブランのロールケーキ。「1」というロウソクも購入。
お位牌と写真をダイニングテーブルに置き、みんなで食べました。
甘かった〜
ここんとこ、「1年前の今頃」という事をよく考えてしまう。
入院して、手術して、不安な時を過ごし、安心したのも束の間、出産。
思い出せば、やはり今も怖い。
あれだけの恐怖と苦痛を味わったのに、私はまだ治療を止めていない。
1年前、退院すると秋風が吹いていた。
入院した日は、夏のギラギラした太陽が照っていて、病室は常にエアコンかかってるから季節が解らなかった。
ジュン君が旅だってすぐ、「犬の散歩でも行こう」と夜河川敷に行くと、町内の秋祭りをやっていて、大好きな牡蠣を食べた。もしかするとお酒も飲んだかもしれない。
退院してからは病院の行き来くらいしか外出しなかったから、本当に久々に、それ以外の事をしたのだった。
1年前の今頃、まだ母乳が出て大変だった。
1年前の今頃、ジュン君は一生懸命生きていた。
昨日、カイロプラクティックに向かう途中、河川敷に秋祭りのお知らせという看板が立っていて、提灯が飾られていた。
1年間いろんな事があった。人生の中で、恐らくこんな密度の濃い1年は無いのではないかな?
亡くなった日が、自分の会社の誕生日だったから、勝手に「仕事なんてやってたからこうなった。仕事なんてやめる。」とマイナス思考になっていたのを思い出す。
今は、そんな考えが愚かだったと思える。
私もそれなりに成長したと思う。