命名
亡くなった息子のハンドルネーム、
お腹の中で、「ジュンちゃん」と呼んでいたのでそうします。「ジュン君」だね。
実は産まれるまで、先生からは3回も「女の子です」って言われてました。
ですから女の子の名前はいくつか考えてたんですけど、生まれて来たら男の子…。
ジュン君にはいろんな意味でびっくりさせられたんです。
産まれてから4日間、名無しのごんべだったジュン君。
NICUのナースさんに「早く名前で呼んであげたいですね」と言われ、慌てて姓名判断の本を買い、ダンナと二人で何度も協議を重ねました。結局私の母が横やりを入れてきて、ダンナと母の折衷案で決まりました。
名前って不思議だ。
「赤ちゃん」から「ジュン君」に変わったとたん、その子に魂が宿ったような…私の子なんだという実感が強く湧きました。
その日以来、何度も呼びかけてます。保育器に向かって、棺に向かって、遺影に向かって、呼びかけない日はありません。
でもね、本当は、大声で呼びたかったんだよ~。
「じゅーん! こっちこっち! 」とか、「じゅん!! だめでしょ!」とか、
いろんなシチュエーションで。
そんな事を考えると寂しくなります。