ちょっと怖い昔話(実話)

ちょっと怖い昔話を、書いてみます。

私は15年ほどまえ、最初の夫と結婚し、天井が高くドーム型のデザイナーズマンション{/kirakira/}に新居を構えました。

場所は東京の練馬区。駅からは徒歩13分かかり、北東向き、大家さんが敷地に住み、
家賃・管理費込み12万円とやや高く、悪い条件もあったのですが、
その新築マンションの外観や内装に若い私たちは惹かれ、決めてしまったのです。

そこで、私たちは約一年、幸せ{/3hearts/}に暮らしました。

「家の向きが悪い」と、入居時に祖母が言っていたのが気になったのは、いつの頃からでしょう?

我が家は3階建ての3階で、同様の間取りの部屋が1階と2階にあるわけですが、これが一向に入居しないのです。

1階は、一番採光のある窓が車の通らない細い道路で、人がすぐそばを{/body_walk/}通るのが気になるので、人気がないのも頷けますが、2階は私たちの間取りより少し広く家賃は安く、私たちも迷ったので不思議でした。

私たちが入居し、一ヶ月が過ぎたころ、カップルがようやく入居しました。

が、この二人は喧嘩が絶えず、上の階にもよく声が聞こえていて、しばらくして退去しました。

その後、次のカップルが入り、これもしばらくして退去。。

さて、1階の部屋は…? というと、ここは半年以上空き部屋のままです。毎日、すぐ横の細い道路を通り出社したので、見ていました。

ところがある日、この部屋に家具が置かれるようになりました。

大型の冷蔵庫。小さな二人用のダイニングテーブルと椅子、電話などもあったかもしれません。
カーテンの無いまま、その部屋はそのままに置かれ…、月日が経ちました。

友達に、その話をしたら

「もしかすると、すっごい小さい人が住んでいるのかも{/face_nika/}」なんて冗談を言ってましたっけ。

たまに、その部屋には空気を入れ替えているような時があり、冷蔵庫が空いていた事があります。

「大家さんが物置代わりにしているのかな~? 」なんて元ダンナと話し合っていたら、取ってつけたような既製品のカーテンが付けられ、中の様子を見ることが出来なくなりました。

それからしばらくして、元ダンナの浮気が発覚{/heartbreake/}。我が家も同様に喧嘩が絶えなくなり、私の心はボロボロになり、一人で家を出る事となりました。

…が、その後も実はしばらく元ダンナとは仲良しでして…、
えっと、身体の関係とかは無いのですが、私は結婚前に5年間彼と生活をしてきて、
なかなか情が切れなかったのです。

二人でお酒もよく飲み、お互いの今の彼・彼女の事を打ち明けあったりしていたのです。変かな~??

そんな中で元ダンナから聞いたのですが、
その小人の住むお部屋。

実は、大家さんの娘さんが結婚して住む事になっていたのだそうです。

そして、娘さんは結婚直前に交通事故で亡くなったのだそうです。{/face_gaan/}

その家が悪いのか、偶然なのか…。

私には解りませんが、
もし、この条件にあったマンションに引っ越す人がいたら「止めたほうが良い」と言ってあげたいです。