母というものは…

私の母の話

 

母は頻繁に東北地方にボランティアに行っている。

以前私も行ったときには一般家庭の清掃作業をお手伝いしたが、

その後は仮設住宅の人達にマッサージをしてあげるボランティアが多いようだ。

「お金払うから、こっちに居て欲しい」とまで言ってくれる方もいるそうです。

誇らしい母です。

しかし、不妊の話となると、見解が違う。

母は何かと霊的なものに結びつける。

私もスピリチュアルは大好きで、ここまで子供を授からないのは何かあるのではないか…と度々考えているけど、

だからといって、私が神仏にお参りしたり、人様のために役立つ事をしたりしても、状況は変わらなかった。

結局、子供に恵まれたのは、ダンナがタバコを止めたことが大きいと思っている。

ただ、その答えに行き着く事が出来、ダンナが行動に移せるようになったのは、やはりそういう流れというか…私達夫婦がいろんな事を乗り越えたから来たのだとも思っている。

それはいつも思う。

 

新しい人に出会う、旧知の友と別れる、

それは私のグレードが、その人に出会える域に来たのだと信じている。だから私の周囲は年々素晴らしい人ばかりになってきている。

 

さて、先週末母が福島に行ったとき、

子供が8年出来ない夫婦がマッサージに訪れた。

私のような冷え症の女性と甘えん坊の男性カップルだったそう。

少し霊感のあるらしい先生が、

「子が出来ないのは、子を可愛いと思う気持ちが足りないから。」といったらしい。

それを鵜呑みにしている母は、「養子を貰うと子供が出来たり、一人生まれるとすぐ二人目が出来たりってあるでしょう? あなたもジュン君が産まれた時、可哀想だけど可愛いって気持ちを持ったでしょう?」と言う。

やれやれ…。

言葉も出ない。

母は私が愛情を持たないロボットとでも思っているのだろうか? 
確かに母の前では弱みを見せず、あっけらかんとしたフリしているが、、

産みっぱなし+働きっぱなしの社交的な母の代わりに妹達の世話をしたのは誰だというのか? 

いや、そもそもそれは姉としての義務であって「可愛い」とは感じていなかったのか?

悔しいやら悲しいやら。とにかく凹んでしまった。

次の日、又、母から電話があり、
知り合いの占い師に方位を調べて貰ったら、
引っ越し先の方位が私にとって凶だという事である。

「あなたはもう決めちゃってるんだろうし。(そのうち悪い事が起こると)言っても止めないでしょう?」

うん、決めちゃってる。

でも、いい気持ちはしない。

どうせならもう少し話が固まる前に言って欲しかった。

決めちゃってて私が言うことを聞かないと思っているなら言って欲しくなかった。

しかし凹む。

でも考えてみた。

これが吉報位という方角に、母に言われて行ったり、TVで見た神社にお参りに行ったりしてきたけど、

悪い事は確実に起こる。

良い事ももちろん起こっている。

悪い事があった時、「あの時○○をしたからだ」とか考えるのは、更に自分の運を下げると、
あるスピリチュアルカウンセラーが言っていた。

悪い事が起こったら、良い事が起こる。人生は帳尻が合うようになっている。

前向きに、新生活を楽しみにしましょ。