(12)おじいちゃんおばあちゃん面会

【26日目】(入院1日目はこちら)

翌日。ダンナの両親が面会に来た。
私は、今の管を付けられた状態を見たらショックを受けるのではないか…?と、
もうちょっと落ち着いてから…と思ったのだけど、ダンナは見て貰いたがっていたので来て貰った。

後から振り返れば、この時が一番元気なジュン君であったから、この時見て貰えて本当に良かったと思う。

お祝いをたくさん持ってきてくれ、私の身体を気遣ってくれた。

思えば、、4年前のナナちゃんの時、
私は彼の親にそうして、ナナちゃんを孫として扱って欲しかった。
しかし彼の父の冷たい態度に失望し、それ以来、彼の親への見方が変わってしまったと思う。

義母は「思ったより小さくなかった」と言う。私の母もそう言っていた。
みんなきっと手のひらに乗るくらいを想像していたのだと思う。

この日初めて頭にかかっていたガーゼが外されて顔をまじまじ見た。
毛は産毛なのに、眉毛の部分が黒っぽく太いのがマヌケで「大五郎」っぽいなぁ〜。面白い顔だなぁ。と思う。

保育器の温度は最初39度もあってお腹の中(羊水)同じ温度だったのが、徐々に外と同じに慣らせていくようで、低くなっていく。夜には36度になっていた。

夜、インスタントカメラをコンビニで買い看護師さんに渡す。

プライバシーのため、他のお子さんを撮らないように携帯での撮影、動画撮影が禁止されているのだ。
「インスタントカメラを置いておけば、こちらでベストショットを撮りますよ」との心遣いだった。

男の子の名前の本を買い、部屋で大会議。そもそも、私の名字が画数「凶」なので、命名は本当に難しい。男の子の名前考えてなかったし…。