自然流産 ~病院にて~


前回の続き

病院は年末で、救急のみの診察。
すでに待合には沢山の急病人が居た。

「どれくらい待つのか…」と不安になったが、先ほどの医師が私を優先するように指示してくれていたので、10分ほどで中に通された。

ERの医師は、おそらくhMG注射などでお世話になったのか、見覚えがある女医さんだった。優しそうでほっとする。

「実は出てきちゃって…」と言うと、「胎盤が残っていると思うので、見てみましょう」と、内診。

胎盤は、殆ど出ていたようだ。
血圧が上70台と下がって、顔色も悪いので、点滴をしてしばらく寝かされていた。
ERの部屋はいっぱいで、手術室で、一時間くらい過ごす。旦那も呼ばれて、おしゃべりをした。

その後、医師から死亡証明書を渡された。子供は12週はじめくらいの大きさで、7.7cm 9gm。性別は不詳だった。担当医に「染色体の検査」をお願い していたが、トイレに落としたせいで、出来なかったらしい。「連れて帰るか?」聞かれたが、連れて帰っても冷蔵庫に入れるしかないので、預かってもらうこ とにした。

その後、病院出入りの葬儀屋さんと会った。
四ヶ月を過ぎた死産では、役所への死産届と火葬、埋葬が義務づけられているので、その相談だった。

抗生剤と子宮収縮、痛み止めの薬をもらい支払い。たしか、7000円台だったかな?後で調べます。

かれこれ三時間くらい病院にいて、ようやく出ると、大きな丸い月が見えていた。
旦那が、「あの子は又、病院で冷蔵庫に入っているんだね」と言う。
そういわれれば、体外受精で11ヶ月凍結し、ようやく外に出て私の体で三ヶ月…。また冷たい所にいるのだな。なんといっていいのか。。

母に連絡すると、「あんたの体を思って出てきてくれたんだよ」と言ってくれた。

私が手術で余計な傷を負わないよう、頑張ってくれたのだと思う。
そして、とても都合のよい日に出てきた。
私が休みに入ったその日のことで、前日「もう出てきていいんだよ」とお腹に話かけていたし、だんなも納会のはずが無かった。
偶然はまだあって、
実は、「女の子なら、名前は、ななちゃん」と決めていたら、7.7cm・・・
後で気づいたけど、子宮外から数えて七番目の卵の子だった。

とってもいい子でした。

今は辛いけど、ななチャンのために出来るだけの事をしてあげて、また、私も元気になるよ。見守っててね。

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