人はそれぞれいろんな問題を抱えている(2)
この前のつづき
Nさんは小学生の息子さんが待っているので、あまりゆっくり出来ないとの事で、
駅近くのスタバにて1時間ほどお話をした。
まず、Nさんが先ほど気にしていたT1+2コンビが自分を悪く言っているという話だ。
Nさんによれば、
- 非常勤の私が居るときはまだ静かな声だが、居ないともっと大きな声で話していて、それが自分の事を言ってると思う。
- 実際、彼女達の傍を通り過ぎようとした時、まさに自分の名前が出ているのを聞いてしまって、あわてて引き返した事もある。
との事。
特に最近、仕事が溜まってしまっていて自分のミスが多いのでT1さんがピリビリしているようで、何かあった時にはT2の席に言って愚痴っているようだ。
そのミスについても、おかしな事があるという。
- Nさんが子供の学校行事でお休みをしたその日付で書類に不備が起こる事が度々あるらしい。
もし、T1さんがやったのだとしたら、、、こわ〜
でも、そんな思いをしてるのに、なんでNさんは辞めないの? 責任感から?
と聞くと、
「やっぱり、自分が仕事をため込んでしまった状態だし、これから決算期でどんどん忙しくなるので、新しい人に押しつけるわけには…」
そう。今度ヘルプで新しい人が来るのだ。
ただでさえ赤字の業務なのに、仕事が溜まっているので、決算期に向けて短期でヘルプを頼む事になっている。
部長とT1さんは、その人が出来る人ならばクビをすげ替えたい意向なのだ。なんと残酷な!
私はその話もK氏から聞いたが、Nさんは既に察していた。
「今度の人はとても出来る方と聞いているので、変えたいのだと思います。それで、私は1月末が更新だから、T1さんの辞めさせようオーラがすごくて、チクチクいろんな事を言われます。怖いです。」
更に、
「以前派遣会社の人に、残業が多くて大変だけど、頑張りますので言わないでくださいね」と言ったら、
伝えられたようで、その時部長は、「残業は、お金の為にやってるんじゃない?」と返したのだそう。…
はぁ〜、なんてこった。
部長は、私にとっては茶目っ気のある良いオジサンなのだ。その人がそんな事を言うとは、ショック。
だいたいそんなに良い給料って訳でもない。派遣としては最低レベル。同じ給料で楽な仕事はごまんとある。はらただしい。
Nさんに、「K氏から相談をされていて、K氏はとても心配していて、部長が替わったらT1を外して見直しをすると言っていたから、もし、Nさんがそれまで耐えられるならば、私も協力する。」
と約束をした。
社内イジメ。あるんだね〜。
私はIT業界という、若者が多く、並列意識の強いところに属して来たので、一人遅れた人がいたら、チームがフォローしてプロジェクトを完成させるのが当然と思っていた。障害をもつ人を持たない人がフォローするのも同じ事だと思う。最近ね、介護を必要とする人を見ると、自分の子が、もしあのまま助かっていても、何らかの介護が必要だったろう…と思って見てるの。
足りてる人は何かが足りないものだが、足りなくなった時にようやく気づくことが多い。
日々、日々、学びの場があるもんだ。
なーんて、達観してるだけじゃなく、私は私なり、出来る事で協力して行こうと思う。