「風になったしいある」 を読んだ


※ネタばれがふくまれます。

「風になったしいある」

は、帝王切開での出産の医療ミスにより大量出血で亡くなられた方のお母様の手記。

実は、亡くなられた方は私の幼なじみの大学時代の友達という事で、友人から話を聞いていた。私とも同い年のはずだ。

「結婚して軽井沢に住んでいてね、すごくいい子だったの。帝王切開の縫合ミスで出血していたのに、医者が何度呼んでも来なかったんだって…」

なんて話していたと思う。確か、そのとき友人も妊娠していたから、「帝王切開は絶対嫌。麻酔かけられて目が覚めなかったら…と考えてしまう。」と、その事件がトラウマになっていたようだった。

この本が出ている事を知り、読んでみたくなって取り寄せたのだが……

あまりに酷い医師、看護師、処置の数々で、

こんな事が本当にたった10年前の日本で起こったなんて信じられなかった。

産科に通院中から医師の言動がおかしい。

・子供なんて20代で産まなきゃだめだ

・そんなに太ってちゃんと産めるか保証しないよ!

突然怒り出したりするのだそうで、評判も悪かったらしい。

出産時は大変な難産で3日間陣痛に苦しんでも出てこなかった。母親が病院に駆けつけると、叫び声をあげた娘が裸で分娩室の床に転がっていた。苦しさでベッドから落ちてしまったようだ。周囲には看護師はいなかった。

医師に話を聞きに行くと、医師はスムーズに運ばない娘のお産に腹を立てているようで、

「あんな娘を育てたお母さんとは話しをしません!」と言ったそう。

訳がわからぬ(><)。

結局帝王切開になった時も家族への説明が無く、「説明義務があるはず」とつめより、ようやく説明をうける。

30分で終わるはずの手術室から、子供は出てきたが娘は出てこない。

手術が終わったとの知らせもない。

後から解ったのは、手術針とガーゼが行方不明になり、一度縫合したお腹を開いて一時間ほど探していたのだそうだ。

結局針は見つかっていないそうだ。

その後、ICUにうつされた娘。アラームが鳴っているのに、誰も駆けつけないので呼びに行くと、

「よくあることなので大丈夫ですよ」と看護師がアラームを切った。

このICUという部屋も、後の調べでは「名前がICUなだけで、届け出はされていないから、この病院にICUは無かった」とされている。本当に訳がわからない。

娘が死ぬと、娘の夫から聞き、病院に行った母。心電図には真っ直ぐな線が出ているが、医師はおらず、看護師は「今処置してますから大丈夫ですよ」。娘の身体はどこを触っても冷たかった。

医師は病院から5分の自宅におり、なかなか現れなかった。

結局、佐久病院に搬送。救命措置を施すが、亡くなった。失血死。

佐久病院の調べでは、娘の血液は20%しか残っていなかったという。2時間早ければ確実に助かっていたという。

どんなにか、赤ちゃんを抱きたかった事だろう。

この文章を書くためにもう一度読もうと思ったけど、酷すぎて読めない。

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