(2)シロッカー手術(子宮頸管縫宿術)
【4日目】
◆シロッカー手術について
http://www.ladys-home.ne.jp/faqsite/ans-files/FAQ-S/FAQ-S2.html
***追記2014.04****
シロッカー手術についての説明を補足します。
左が手術前の状態。なんらかの原因で子宮経管が開き(頸管無力症)、胎児が包まれている胎胞が飛び出ている。この飛び出た部分をグイグイと中に押し込み頸管の部分を紐(?)で縛る。
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何事もなく3日間過ぎ、手術の当日となった。
日課となった膣洗浄を終え、部屋に戻ろうとすると担当K医師に呼び止められる。
何だろう?
と立ち止まり話を聞くと、「ちょっと破水したみたいで反応が出ちゃってる。それでも手術はしたほうがいいと思うんだけど、リスク考えてやめても…。ダンナさんが早く来れるようなら来て貰ってくれますか?」
すぐにダンナにtelし来て貰う。
カンファレンスルームに行くと、K医師より偉い人っぽいT医師がいた。どうやらこの方が執刀するらしい。
病状を聞き、破水におびえながら過ごすよりも手術をして少しでも安心なほうを選んだ。
T医師に、手術中破水する確率を聞くと「年間20件くらいこの手術をしますが、手術中の破水は4年前に遡る」との事。少しほっとした。
どうやらK医師はマイナス思考の人みたいで、リスクの話ばかりで希望の持てる事を言ってくれないから不安になる。
午後1時、ナースに手術の順番を告げられる。緊急枠のオペで時間が解らなかったのが、案外早く順番がきた。
ベッドに寝たまま別の棟の手術室に運ばれる。手術室の手前で麻酔科の医師から麻酔の説明。背中から入れて下半身にだけ効く麻酔だそうだ。
ずっと緊張状態だったせいか、私は恐怖でパニックになってしまった
『破水しちゃったら、どうしたらいいんだろう…』
怖くて涙が出てくる。
優しいナースに手術中手を握って貰ってた。
手術自体は30分くらいと言われただろうか? 手術着はベリベリ剥がされてタオルを掛けられる。
下半身はもちろん裸。下の方はカーテンで私からは見えない。
意識はあるが麻酔と緊張のせいか医師の会話の記憶がない。
手術が終わり外に運ばれると母とダンナがいた。
部屋に戻り時計を見ると15:30だったので、2時間30分たったんだ。
この日記は3ヶ月後に書いているけど、もう、本当に遠い記憶です。
いろいろあったんだ。
私、よく耐えたよね。
母はこの後神社までお参りに行ってくれたそうだ。有難い。